東京建物
Brillia ART AWARD

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No.10 
Brillia ART AWARD 2020作品・アーティスト紹介

TITLE:
すみかのすみか
CONCEPT:
東京の人口は、今もなお増え続けています。都心にたくさんの人が集まってゆくにつれて、一人の居場所が重視されるようになりました。けれど、たとえ一人になる場所にいたとしても、その人の内側には、自分ではない誰かが出入りするスペースがあるのではないでしょうか。

この作品は、動物の共生をモチーフに、ある生き物の内側で、別の生物が住んでいる様子を表現しています。
東京の中心という展示場所を舞台に、ひとりひとりが自分のスペースを持ちながらも、孤立しているのでなく、内側には誰かを受け入れる場所があり、互いを尊重して暮らしている、という生き物の営みを描きます。

ARTIST PROFILE

高井 碧 / Midori Takai
2017年
多摩美術大学美術学部生産デザイン学科プロダクト専攻卒業
2020年
東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修士課程在籍

2018年

YAMATOイラストレーションデザインコンペ2018 優秀賞
コミテコルベールアワード2018 入選
2019年
「SUTTEN(素展)」ーそれってデザイン?(スパイラルガーデン)
「藝大×子ども展vol.1 森の宝物をさがしに」(藝大アートプラザ)
「コミテコルベールアワード2019ー令和:新しい時代ー」展
(東京藝術大学大学美術館)

ARTIST VOICE

Q:応募のきっかけは?
A:公募サイトを通して知りました。実際にギャラリーを拝見して、日夜人の通りが多い場所に作品を置くことができる点、様々な角度から作品を見せることができる点に魅力を感じて応募しました。

Q:どうやって企画を考えたのですか?
A:最初に、東京の中心地で伝えたいことをテーマにしようと決めました。それからギャラリーのスケール感と作品の見せ方のバランスを考え、形を詰めていきました。口の中にいる生き物などの細かな造形は、実際に制作しながら考えています。

Q:作品に込めた想いを教えてください。
A:ギャラリーと歩道の距離が近いことから、見ている人に作品を体感してほしいと思い、できる限り大きな作品にしようと心がけました。 今、人との距離感は物理的にも精神的にも大きく変化しています。動物たちの共に助け合いながら生きる姿が、現代の人が感じているかもしれない孤独や不安を癒すメッセージとなれば幸いです。

Q:実際に作品を完成させた感想をお聞かせください。
A:ペンキを使い、のびのびと全身で色を塗っていると、自分も彼らと海中を泳いでいるような自由な気持ちになりました。実際に設置してみると、作品のやわらかい形が端然と立ち並ぶビルのなかで際立ち、面白いと思いました。空間に降り注ぐ夏の日差しが作品の季節感とも相まって、爽やかな雰囲気を作り出せたかと思います。普段、この付近を通りがかる方々に涼しい気持ちになっていただければ嬉しいです。
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